突然ですが筆者はお酒が飲めません。いわゆる下戸というやつです。
当然、仕事から帰ってきて夕食前に一杯やることもありませんし、同僚とお酒を飲みに行くこともありません。
なぜこんな話をしたかと言うと、自分を深く知ることが固定費削減につながるからです。
(当記事では以降同じような話が出てきますが、やりすぎがマイナス影響を及ぼす可能性もあり、また、飲み会などを通じて情報交換などプラス影響を及ぼす可能性があることも、あらかじめ申し上げておきます)
筆者のケース
筆者は数年前にFIREという概念に出会い、これを少しでも早い時期に達成することを目標としています。
これを達成する手段として筆者が採用しているのは、FIREと相性のいい高配当株投資です。
少しでも多くのお金を株式の買い付けに回すために、入金力を高める努力をしています。
入金力を高める手段の一つが支出の削減です。中でも固定費の削減がこれに大きく寄与します。
皆さんは固定費と言うとどういうものを思い浮かべますか?
住居費、食費、水道光熱費、通信費、教育費、色々なものがありますが、筆者はこれらは人によって固定費であるかどうかは異なると思っています。
例えば食費ですが、冒頭でお話しした通り、筆者の場合はお酒は固定費ではありません 。
これに対して、お酒が大好きという人は固定費になります。
これは良い悪いの話ではなく、自分が好きなものにはお金を使う。そうでないものにはお金を使わないと言う話です。
経済学的に言うと、お金は無限に使えるものではないから、どこに配分するかを考える、ということになります。
自分のことを深く知る
これを考える際は、自分のことを深く知る必要があると思っています。
例えば衣服代ですが、筆者の場合は高級な服で着飾りたいと言う欲がないと気づいたため、服は最低限の物しか買いません。
同様に、お酒も飲みたいという欲がないことに気づいたため、滅多に飲みません。
これに対して、筆者は漫画やゲームが好きなので、これらの費用はあまりケチりません。
ポイントは、周囲の雰囲気に流されないことだと思っています。
例えば、お酒が好きでもないのに周りの雰囲気に合わせて行きたくもない飲み会に行ったり、周りがそうしているからという理由で、自分も高級な服を買ってみたりすることは生活の満足度を高めることにつながりません。
自分が本当にそれが好きなのかどうか分からないという場合は、一度それなりに良いものを買ってみて、本当にそれがないと満足できないのかを確かめるという方法もあります。
支出削減はその1.25倍収入を増やすのと同じ
お酒代の話で言うと、近所のスーパーでは有名なブランドのビール500ml一本の値段は約270円でした。これを1ヶ月当たりに換算すると約8,000円です。 月に8,000円の違いは大きいですね。
ただし何度も申し上げているように、筆者にとってはこの8,000円は固定費ではありませんが、お酒が好きな人にとっては価値のある必要な固定費です。人それぞれですね。
いずれにせよ、自分を深く知り、その支出が生活する上での満足につながっているかどうかを把握することで今よりも固定費を削減することは可能だと思っています。
ある意味、個性がお金を生み出すとも言えます。
削減できた固定費は、収入がそれだけ上がったのと同じです。
それどころか実際は、サラリーマンであれば社会保険料、所得税、住民税を天引きされるため、給与収入でいうと固定費削減額×約1.25倍に相当します。先の例なら、ビール代8,000円の削減は、給与収入10,000円に相当します。
節約をゲームとして考える
名著「投資の大原則」ではこう紹介されています。
”節約の目的は、人生において大切だと思うことを達成したり、継続したりすることにある。我慢に我慢を重ね、無理をすることではない。まったく逆だ!節約するのは、充実感を得るためだ。人生に対する満足感。人生において最善の選択をしているという満足感と、そのような人生を送っているという充実感を得るためだ。蓄えがあると、将来したいと思っていたことができる。節約は面倒見の良い友達だ。将来あなたが本当にこうしたい、こんなふうに暮らしたい、という夢を実現する手段だと考えてみるといい”-「投資の大原則(バートン・マルキール、チャールズ・エリス共著)」より抜粋-
節約をゲームとして考えること、とも書かれています。
余談になりますが、こうして自分にとっての固定費が決まった後も、工夫次第でまだ削減の余地はあります 。
例として我が家は通信費を削減するために、自宅に光回線を引かずにテザリングを使っています。
繰り返しになって恐縮ですが、考え方は人それぞれです。
何か一つでも参考になれば幸いです。
good luck!
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