【実体験あり】早めに生命保険を見直すべき3つの理由

節約

FIRE、セミリタイアを目指している人にとって、保険のコントロールは必修科目です。

生命保険の見直し、とよく言いますが、この記事では筆者の実体験を交えて生命保険を早めに見直すべき3つの理由を紹介します。

①固定費だから

人生の3大支出は「家、車、保険」と言われます。保険はこの3大支出の1つですので見直す価値は大いにあります。

生命保険料は固定費です。何も起きなくても、常にお金が出て行くものだからこそ、早い時期に見直すことで貯蓄額に大きな差が生まれます

後述しますが、もし最初から適切な保険を選んでいたら、筆者のケースでは10年間で50万円以上貯蓄が増えていた計算になります。

②必要な保障額を家族全員で共有するきっかけになるから

例えば、結婚して日の浅いカップルが、お互いの生命保険の内容も知らず自分が(または相手が)死んだ場合いくらの保障があるのか知らない、ということはないでしょうか。

まだ子供がいない場合ならともかく、いる場合は大事になる可能性もあります。

生命保険は、低確率で起きる大きな損失に備えて加入するものです。万が一のことが起こった時に保険金がいくら必要なのか、それなりの計算根拠を持って割り出しているでしょうか。

具体的には、生活費が大体どのくらいかかっているのかを把握することが大切だと筆者は考えています。

支出だけでいいので、家計簿アプリで3ヶ月ほど実際に集計してみる方法をオススメします

こうすることで一か月あたりの平均の生活費が計算できます。

現状が見えてきたら、必要な保障額について、家族全員で話し合いをします。

話し合いをして見直した保険は、納得感のあるものとなります。

家族と情報を共有することで、余計な不安を感じる必要もなくなります。

筆者は結婚を機に、妻と必要な保障額を相談して、生活費10年分程度の保険金があれば安心だねという話になりました。

③病気になってからでは遅いから

筆者は2020年の秋に心臓弁膜症と診断され、2021年1月に心臓の手術を受けました。

この時既に、セミリタイアに向けて行動を始めており、固定費削減の1つとして生命保険の見直しを検討していた時期でした。

筆者は10年ほど前から、医療保障もあり、解約返戻金もあるという、総合タイプの生命保険に加入していました。契約当時20代前半で、年齢を考えると保険料は決して安いとはいえないものでした。

当時は非常に無知で、例えば傷病手当金の存在も知らなかったので、働けなくなった時に備えて医療保険が必要などと適当に考えていました。今考えてみると、そもそも加入した当時は独身だったので、一番安価な定期保険すら不要でした。

話を元に戻します。

このように病気が発見された後では、新規に(少なくとも手術日、または完治日から1年程度は)保険を契約することはできません

保険会社からすると、リスクの高い人の保険の引き受けはできないからです。

実際に手術後に複数の保険会社に新規契約を申し込んでみましたが、全て断られてしまいました

これは保険会社の経営の視点から見た場合、妥当な判断です。保険料という収益よりも、保険金という費用が高額になる可能性が高いからです。

ただし理屈ではそうであっても、いざ自分がその立場になってみると、リスクが高い体になっているのに保険に入れないというのは厳しい、というのが率直な気持ちです。

筆者のケースでは、病気の診断があった時点で、望んでいた保険の見直しは出来なくなり、既加入の割高な保険料を我慢して払い続けるか、いっそのこと解約するか2つに1つとなります。

本来、保険は明確な目的があって加入するものです。その目的がはっきりしないまま加入していると、筆者のようにいざ病気になった際に困ることになります。

先手を打って、保険の見直しは出来る内にしておくことが重要です。

まとめ

生命保険は固定費であり、金額も大きいことから、ライフプランに合わせてスマートにコントロールしたいものですね。

見直しについては、知識も必要であり勉強する時間を確保する意味も含めて、なるべく大きな時間を確保して行うことをお勧めします。

何か一つでも参考になれば幸いです。

Good luck!

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