一般的に、投資を始めると無駄な支出をしなくなると言われます。
なぜそうなるかを、具体的なプロセスに分けて解説します。
定量的な面
結論から言うと、理由を一言で述べるとしたら「目標があるから」です。
以下、詳しく解説します。
投資を始める前の段階では、 預金残高の把握をしている人と、預金残高の把握をしていない人がいます。
筆者は前者でした。投資に出会う前の段階でも、月末になると各銀行の預金残高を集計して、自分に今いくらの資産があるのかを毎月把握していました。
ちなみに、住宅ローンをお持ちの方は前述の資産を純資産に置き換えてお読みください(本当の意味での金融資産とは、資産と負債の差額である純資産のことを意味するからです)。
純資産についてはこちらの記事もご参照頂ければと思います。
投資を始めると、現在の含み益(または含み損)はいくらか、配当金をいくらもらったかなど、いやが応でも数字(定量的な面)を確認することになります。
また、「この銘柄が〇〇円まで下がったら買おう」、「買付余力は今〇〇円ある」など、投資行動、管理の面でも、 いやが応でも数字を確認することになります。
つまり、ほとんどの人は投資を始めると、自分の保有株式評価額、あるいは買付余力など自分の資産を管理することになります。
こうなると次のプロセスとしては、「次の給料が入れば買付余力が〇〇円増やせる」、「今月は配当金がもらえる月だからその分は再投資しよう」など、さらに数字の管理が強化されます。
もちろんこれらは良いことで、意図しなくてもどんどん数字に強くなっていきます。
定性的な面
前述の状態になれば、さらに次のプロセスとしては「もっと買付余力を増やしたい」という入金力強化を考えるようになります。
例としては、副業で稼ぐ、 倹約に努める、などが挙げられます。
これらはいずれにしても意志の力(定性的な面)が必要です。
目標がなければ、ついついお金は使ってしまいます。
目標がはっきりしていると、それを実現するために努力することができます。考え方も変わってきます。
具体的には、「今〇〇円消費すると将来の〇〇円を失うことになる」、 「今これを買うことは、最短で目標を達成するよりも価値があると思えることなのか」、こういうことを考えるようになります。
投資を始めて約2年、それなりに資産額も増えてきて、筆者も今まさに今述べたようなことを考えながら生活しています。
消費財を買うことよりも、”金持ち父さん貧乏父さん”の著者であるロバート・キヨサキ氏の言うところの”本当の意味での資産”を築くこと、これを優先するようになることを実感しています。
お金を増やすこと、これを意識的に出来るようになります。
ここまで来ると、自然と無駄な支出はしない状態になります。
まとめ
人によって目標は違います。人生のゴールは違います。考え方も違います。
目標は人によって違えど、その目標があることが無駄な支出をしなくなる理由となります。
何か一つでも参考になれば幸いです。
Good luck!
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